2005年07月11日

最強のポイントは?

最強のポイントってどれだと思いますか?

たぶん人それぞれで答が違うと思いますが、筆者の場合は以前は航空マイルでした。日本にいたときは海外出張があったのでJALとBA、米国に駐在(2度)してからはユナイテッド、USエアーを中心に貯めていました。

日本に戻ってからはほとんど飛行機に乗ることがなくなったので、JALもANAマイルも失効し、今は航空マイルで残っているのはアメリカのエアラインのマイレージだけです。

そんなこともあり、今は最強のポイント?といわれると楽天スーパーポイントではないかと思っています。

もちろん楽天スーパーポイントはリアルの店舗では付かないネットのみのポイントという制限はありますが、筆者の目から見て本当にマーケティングのために考え抜かれたポイント制度だと感心しています。

その最大の理由はポイントに色を付けられることです。楽天では様々な期間限定ポイントを発行しています。たとえば楽天ゴールデンイーグルスが勝った翌日はポイントが2倍になりますが、このボーナスポイントは期間限定ポイントです。

シニアポイントとか、ポイントアップキャンペーンとかで付与されるポイントも大半は期間限定ポイントで、貰った当月(?)に使わないと失効してしまいます。

このブログのタイトルのようにポイントってお金よりも気になりますので、たとえ数百ポイントでも月末までに失効してしまうと思うと、ついポイントを使って買い物しようという気になり、楽天にとって売上拡大効果は絶大なものがあると思います。

楽天は様々な会社のポイントと交換していますが、基本的には楽天スーパーポイントに換わる一方通行で、一部の例外だけ両方通行(つたやのTポイント)とか、逆一方通行(ANAマイレージ、もっとも当初は話題性(?)のために両方通行だった)です。

逆一方通行のANAマイルへの交換は、2楽天スーパーポイント=1ANAマイルと良いレートですが、気をつけなければならないのは、他社からのポイント交換で楽天スーパーポイントにした分はANAマイルには交換できないことです。

これがポイントに色が付いているマーケティングの絶妙なところです。


楽天スーパーポイント
会員にも色をつけて、ゴールド会員とかシルバー会員とかランク付けしています。筆者はシルバー会員ですが、シルバー会員となるとレートアップするショップがあったりで、この面でも消費者心理をくすぐって楽天スーパーポイントを貯めさせようという工夫が見られます。

ポイント自体のコストは楽天の運営費用のなかから捻出しているはずですが、ポイントアップキャンペーンはショップ負担でやったり、機動的に運用してショップのコスト負担でもキャンペーンが打てる様な仕組みになっているようです。


楽天市場への入り口
Gポイント経由で楽天市場で買い物をして、なおかつクレジットカードで支払うと、ポイントが3重につくことも魅力です。3重とは楽天スーパーポイント、Gポイント、クレジットカードポイントのことです。

楽天スーパーポイントは三木谷さんの戦略の中央に位置づけられるもののようで、本当によくできているポイントシステムだと思います。

みなさんのご意見はどうでしょうか?

(次回は量販店のポイントを取り上げます)


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